欧州蹴球観戦紀行
12月25日
・出発の日。「前日はわくわくして眠れないのだろうな」「当日は目覚まし5時にセットしても4時には目覚めるんだろうな。」と思っていたものの、床について10分後にはグッスリ。気がつけば朝5時。目覚ましリンリン。
<初めての空港>
・10:40のルフトハンザフランクフルト行きに乗るため、8:30頃に成田到着。チェックイン、入国、両替、保険加入・・・やることありすぎてテンパる。
成田内を右往左往。
やたら汗をかく。
・なんとか時間内に搭乗。ふー。みんなにぎりぎりのタイミングでメールを打つ。事前に原稿を作っておいてよかった。
<成田の奇跡!>
・席についてみると、席がやたら広い。??
なんとビジネスクラス!!
わけわからん。けどラッキー(^^)D
・ビジネスクラスというだけで、周りのやつが金持ちに見える。
・食事の時間。「ビジネスクラスだから食事も。。」とテンションも上がる。
<ヒタヒタおしぼり事件>
・ドイツ人の兄ちゃんが押しおしぼりを持ってきた。しかしこのおしぼりなぜかヒタヒタ。それも熱々のお湯に。?あちーし、手びちょびちょ。先生、これで手は拭けません。
(※1)
<日本酒祭り開催>
・食前酒は?の問いに、2人迷わず“japaneze sake”。
2人で「日本酒祭り」開催!
2人でビン(小さいけど)5本くらいあける。
上空10,000mでの日本酒は効く。早くも楽しくなってくる。「おれなんかすげー楽しいよ!まだ飛行機なのに!」・・
ちなみに機内で日本酒を頼む乗客は少ないらしく、日本酒を頼むと乗務員は酒を探してうろうろしていた。
・空から見た富士山はきれいだった。去年はあの頂上に登ったんだよな。
・ゆったりビジネスクラスのおかげでそれほどのダメージも受けず、フランクフルト到着。ビジネスクラス万歳!
<ドイツにて>
・目的地のマンチェスター行き出発まで約7時間ある。そこでフランクフルト市内を観光してみることに。
空港から市内へ行くため、切符を買おうとする。しかし方法がまったくわからず、完全にお手上げ。ドイツ語はわからん(まあ、英語もわからんけど)。周りの日本人に聞いて何とか切符購入。
・切符を買ったのはいいけど、駅には自動改札もなければ駅員もいない!どうなってんだ?みんな切符買ってるのか?
そういえば、入国審査のときの兄ちゃんも(勝手に「なんとかベルグ君」と名付けました)パスポートをぜんぜん見ないで入国させてたしな。街中では警官がタバコ吸いながた巡回してるし。ドイツのイメージ変わります。
・フランクフルトの街中に到着。
人いねぇ〜。ドイツではクリスマスは家族で過ごすものらしく、フランクフルトのまちは人もいないし店ほとんどやっていなかった。
活気はなかったが、街並みはきれいだった。
ドイツに着いたときから「おれは林家パー子になる!」と心に決めていたので、その決心に違わず写真をとりまくる。
<フランクフルトの悲劇>
・腹が減ったので、営業していて食えそうな店を探す。
めぼしい店を見つけたが、メニューの意味がまったく分からず、立ち尽くす二人。。
見かねた店員に声をかけられ、流れで店に入る。
・実物とメニューの絵を指差しながら「フランクフルト2本、ハンバーガー2つ、肉の煮込み1つ、ビール2つ」を頼んだのに、
→来たのは「ハンバーガー1つ??、煮込み1つ(これは正解)、謎の串焼きプレート???2つ、(んでフランクフルトは?)」・・・
おまけにビール頼んだのに「飲み物はファンタか?」みたいなことを2度も聞かれた。「ハイネケン!」というと、疑わしそうに「ビールだぞ?」と店員。まったく。
・この「なぞの串焼きプレート」がやたらと重い。肉でかすぎだし、ポテト山盛りすぎ。食べてる途中から2人のテンションが「TVチャンピオン大食い選手権」の後半みたいなかんじになってくる。
・料理をあらかた平らげてから店を出る。ボラれるかと思ったが、そんなに高くはない。(20ユーロくらい)
・食べた後とにかくのどが渇く。ドイツ人よこんなの毎日食ったら病気になるぞ。
<フランクフルト空港からマンチェスターへ>
・19:00まえに空港着。出発の21:50までやることなし。
もう24時間近く起きてる。こうやって日記でも買いてないと眠ってしまう。
ほらねむいから漢字間違った。
・マンチェスター行き航空機に搭乗。もう限界。気がつくと寝てる。目がしぱしぱする。そりゃそうだよな。日本時間の朝6時だもんな。
<アジア人タクシードライバー>
・マンチェスター到着。タクシーを探しているとあやしいアジア人に声をかけられる。
「Taxi?」しょうがないので「Yes」。アジア人は口笛を吹きながら車に乗り込む。なぜか車の横には「Malaysia」の文字。。わからん。
「Where?」「Le Meridien Palace」
→このやりとりが4回位続く。どうやら自分の英語は通じないらしい。しょうがないので「near oxford road station」。んでようやく「OK」。
・このタクシードライバーとにかく飛ばす。一般道で軽く100キロは超えてたと思う。そのうちイライラし始めたのか。赤信号で止まっている前車にクラクションを鳴らし始める。何なんだコイツは!?おまけに信号無視はする、対向車線は走る!「何をコイツはこんなに急いでいるのか?次の仕事でもあるのか?」と思っていると 、いきなり回り道をして「ここきれいだろ?」みたいなことは言ってくる。もうわけわからん。
とりあえず無事ホテル到着。はぁ。
<最悪ホテルLe Meridien Palace>
・
フロントの態度悪すぎ(完全に日本人なめてんな)
・
部屋の案内一切なし。何階にあるかも教えてくんない。
・
シャワーでね〜(軽く蛇口をひねると管から水がたれる。思いっきりひねると爆発みたいになる)確信犯で案内しやがったなこいつら。
・
風呂の水でね〜(お風呂あつあつ)
・
お湯なんか白くにごってる
→あまりに疲れていて、切れる余裕もクレームを付ける気力もなかった。。
あきらめて寝る。
明日が本番。気を取り直そう。
12月26日
・今日は待ちに待ったメインディッシュ、Old TraffordでのマンU戦。
・朝食は食わないことにした(あいつらとは関わりたくない)。次の日のマンチェスター空港行きのバス停の時刻表を確認して出発(午前9:30)
・路面電車で4駅目がold Trafford駅。またしても切符ノーチェック。そんなものなのか。。
・キックオフは3時だけど、10:30にはスタジアム到着。
まだ人もまばら。
とりあえずMEGA SHOP(マンチェスターUのファングッズショップ)で買い物をする。タオルマフラーを買いにわかマンUファンに変身!!
・マンUのミュージアムを見学。一人5.5ポンド。「退屈かもな」と思ったが、チャンピオンズリーグやプレミアリーグのトロフィーが飾ってあり大感激!!撮影も自由とのこと!ラッキー。
・スタジアム周辺の「フィッシュ・アンド・チップス」店でお約束の「フィッシュ・アンド・チップス」を食べる。そこそこいける!特に魚のほう。さくさくしていておいしい。
しかし重い・・これでもかというくらい。多すぎだろ・・特にポテト。
イギリス人よ豆腐食え、トーフを!
・1:30スタジアム入場。席を確認すると、なんと前から3列目!!!!!!ピッチが目の高さにある!!ありえね〜〜
・スタンドの裏に行くと、みんなビールを片手に「チェルシー(マンUの優勝争いのライバル)対チャールトン」の中継を見ていた。チェルシーが負けていたため、みんなご機嫌だった。えびす顔のマンUファンとは対照的に、おれたちは2日後に見るチェルシーの試合が不安になる。大丈夫か?チェルシー。
・ついに試合開始!!
スタジアムの空気がすばらしい!
一言で表現するなら「一体感」。
チャンスになれば一斉に立ち上がり、味方がファウルを受ければ場内中に響き渡るブーイング。そして野太い声での応援。誰が音頭を取っているわけでもないのに、みんなの息はぴったり。
試合はマンUペースで進む。
開始直後に先制し、その後同点に追いつかれるも2・3点目にとる!!
点の入った瞬間の「YEAH!!!」の歓声が耳から離れない。
結果は3−2でマンUの勝ち。
ファン・ニステルローイを見れなかったのは残念だったけど、クリスチャーノ・ロナウドはすばらしい選手だった!!将来が楽しみだ。
・あっという間に90分が終わってしまった。試合に夢中で写真もあんまりとれなかったな。それにしてもボールを蹴る音が聞こえる場所で「THEATRE OF DREAM」のゲームを見られるとは思わなかった。んー感激。
12月27日
・今日は移動日。ロンドンへ飛行機で移動だ。
空港まではバスで行くことに。路線図と時刻表を事前に調べておいたので、余裕の面持ちでバスを待つ。
しかし、来ない。10分待っても、20分待っても。
タクシーの運転手が話しかけてくる「空港に行くのか?」。「Yes,but I’m waiting for
bus」と答えておく。こうやって話しかけられるとタクシーに乗っちゃう日本人多いんだろうなぁ。ちなみにこのタクシー運転手、さらに10分後にもバス停に横付けして話しかけてきた。やるなぁ。
・なんとかバスに乗ることができた。
「時間通りにバス来ねぇなー」って、そりゃそうです。土曜日なのに平日の時刻表見てたんだから。
・ロンドン・ヒースロー空港に着き、チェックインを済ませ、T/Cを現金に替える。T/Cは旅なれない人間には使いにくい。現金が一番。なくしたときはそのとき
・空港からはエアバス(2階建てバス)で行くことに。もちろん2階で!と考えていたが、なんと特等席(2階の先頭)が空いていた!ラッキー。
・バスには1時間以上乗っていたがまったく退屈しない。
街並みがとても新鮮。
“TO LET”という文字をよく見かける。どんなイミなんだ?
・夕方ホテルに着く。(※1)とりあえずシャワーも出るし、風呂の水も出る。一安心。
疲れていたがロンドンの街に出てみることにする。
トラファルガー広場に行ってみた。ちょっと観光っぽくなってきてテンションが上がる。
で、トラファルガー広場って何?
・夕食はイギリスの日本食に挑戦してみることに。
回転寿司の“kulu kulu”に決定(理由は「名前勝ち」)。
店員がインド人コンビで寿司を握っているのがザンビア人(2人で決めました)。なぜ??かなりパンチ効いてます。
でも味はうまい。とくに「揚げだし豆腐」。御見それしました。
※1 ホテルに着いて衝撃を受ける。ホテルに着いているはずのサッカーチケットが来ていない!かなり不安になる。
「まだ夕方だからこれから来るかも」と期待するが夜十時になっても来ない。絶望的・・明日のチェルシー戦かなり楽しみにしてたのに・・明日朝一でチケットが来ないと試合には間に合わない。。
暗い気分のままと床につく。
(M崎さんによると、ぶつぶつ文句を言いながら3分後にはグッスリ寝ていたらしい。
彼曰く「こいつ、ありえねぇな」。・・いや、つかれてたんだって。たぶん。)
12月28日
・朝起きる。チケットはない。
あーもうだめだ。
旅行会社に国際電話してみる。でもホテルからうまくかけられない。近くの駅まで走りかける。
「届けた」と担当者。??わけも分からずホテルのフロントに向かう。ホテルのポーターも「ドアに挟んだよ」。???
ポーターとともに部屋に向かう。と、そこにはチケットが!?
どうやら駅に電話をしに出かけたときにチケットが届いたらしい。
お騒がせしました。あーはずかしい・・
でも、チケットが来て本当によかった。
・ちなみにこのポーター、ポルトガル人でフィーゴが大好きらしい。ルイ・コスタやクリスチャーノ・ロナウドを褒めたら喜んでいた。
<スタンフォードでのチェルシー戦>
・12:30のキックオフに向けて、スタジアムへ向かう。地下鉄の乗り方もずいぶん慣れていた。
・スタジアムに着く。まずMEGA SHOPで買い物をする。ものすごい混雑で身動きが取れない。でもなかなかの品揃え。色鉛筆、人形、スクーターまで。だけど「チェルシーふりかけ」はなかった。あったら買ったのに・・
・スタジアムの周りで、ホットドッグにかぶりつく。フィッシュ・アンド・チップスの店がなくてがっかり。
ファン層が金持ちで構成されるチェルシーらしくファンは総じて落ち着いたかんじ。子供づれが多いのも特徴かも。
・スタジアムに入る。サイド席の上のほうだけど観客席の傾斜がきついため、ピッチも近いしすごく見やすい!!かなり試合を楽しめそうな席だ。
・裏でハンバーガーを食べながらビールを飲む。ビールをたのむと店員は怪訝そうなかおでビールを出してきた。所狭しとみんながビールを飲んでいる。それにしてもイギリス人はつまみを食わない。ビールだけ。つまみ(ハンバーガー)を食べているのは自分ひとり。これも文化の違い?
・試合開始。応援はマンUサポーターと比べるとおとなしめ。「金持ちけんかせず」やな。
それでもチャンスになると一斉に立ち上がり“OH!!”いいプレーにはそろって拍手。みんなサッカー知ってるな〜。
・試合はチェルシーペースで進むも責めきれず前半0−0。後半にチェルシーのエンジンがかかる。ランパードがDFの裏に走りこみ先制!!おとなしかった客席も一気に乗ってきた!!続けざまにランパードが2点目!スタジアムのボルテージは最高潮!その後はランパードがボールを触るたびに“YEAH!!”の大歓声。なんかたーのーすぃ〜!さらに、ジェレミがミドルシュートを叩き込む!!結局チェルシーが3−0で快勝。「プレミアリーグ満喫」ってかんじだな。うん。
<ロンドン市内の観光>
・試合は3時前に終了。時間があったので観光してみる。
まず、バッキンガム宮殿、次にウェストミンスター寺院。どちらも立派なたたずまいだ。
「あの時計塔なんかすごくねぇ?」
「なんだあれ?」
「知らねぇ」
「立派だなぁ」
「匠の技が生きてるよ」
ってビッグベンじゃねーか。
普通に素通りしてしまいました。
教養がないってこわいねぇ。
<イギリスの夕食>
・夕食は「イギリスっぽいもの」を食べようと決めた。ローストビーフぐらいしか思いつかないのでローづとビーフが食べれる店を探すけど、見つからない。しょうがないからステーキ屋に入りステーキを頼む。
で、このステーキが、不味い。
「レア」頼んでるのに「ウェルダン」ぽいし(M崎さんの「ミディアム」は完全な「ウェルダン」)。「ウェルダン」頼んだら炭が出てくるな。これは。
肉切れねーし。肉切ると皿全体が動く(105度)。
ていうかポテト多すぎ。肉の倍くらいの量のポテト。イギリス人ポテト好きだよな〜コーラぬりぃし。
これで200ポンド取るからな〜。
でもおれらが店を出るころには、このステーキ屋にものすごい行列が・・んーわからん。
<パブへ行ってみる>
・1度は行っておきたかったパブに行ってみる。栄えてそうな店を探して店内へ。
中はものすごい活気!みんな楽しそうに飲んでいる。みんなビールを飲んでいるけど、案の定つまみはなし。やっぱりね。「枝豆食いてぇ〜」とか思わないかなぁ?
日本で言うと「若者の立ち飲み屋」みたいな感じかな。
独特の空気を味わって満足!!
※M崎さんはおれがビール買いに行っている間に、ゲイっぽいやつからタバコの火をつけられて、ビクビクしていたらしい。
・満足して帰宅!!
盛りだくさんの一日だった。
12月29日
・今日は夜から試合。午前中は観光に充てることに。
まずはホテルから歩いて10分くらいのところにある大英博物館に向かう。
「こんなショボイ入り口が、かの大英博物館の入り口なのか?」・・・裏口でした。いや〜正面はりっぱなもんだったよ。
<大英博物館とおれ>
・中はとにかく広い。そして入り組んでいる。
よくもまあこんなに雑多なものを集めたもんだ。やっぱすごいね、大英帝国!
でも日本についての展示はかなり貧相。おい!観光客よ!日本はこんなもんじゃないぞ!!
・エジプトのミイラを見た。大英博物館に行こうと決めたときから、ミイラを見るのを楽しみにしていた。実物を見ると、なんとも奇妙な感じ。ん〜これ本当に死体?
とりあえず写真をとっておこう。変なものが写りそうでちっとびびったが、せっかくだし。
・1時間半も見ると、疲れてきた。
何を見ても同じに見える。「ぜんぶおなじだ〜あはは〜\\」
私に芸術の心はないようです。ハイ。
・休憩がてら、スタバに入る。
スコーンが売っているので、ここで「アフタヌーンティー」をしてみる(おいソコ!「日本のスタバでもスコーンあるじゃねーか」なんて突っ込みすんな!そこも「まだ11:30なんだから、アフタヌーンじゃねーよ」とか冷静なつっこみもやめろ!)。
このスコーン、そこそこうまいが(気のせいかもしれないけど)またしても重い。1個で腹いっぱい。そんなに少食じゃないんだけどな〜。
<のみの市>
・もう一度館内を見回った後、ホテルに戻ってからストリート・マーケットに行ってみることに。
「アップルマーケット」というところに行ってみたが、これが面白い!!意味不明な食器(何に使うんだ?)、アクセサリー、陶器類、絵画・・ありとあらゆるものがある。今日は時間の制約があって、2時間くらいしかいられなかったが、一日いても飽きない!
・「アップルマート」の一角で大道芸人が芸をしていた。最初は客の乗りもイマイチだったけど、途中からは「どこの映画スターが現れたんだ?」と思うほどの大歓声を浴びていた。やるな〜。
<ホテルへ>
・再びホテルへ戻る。小腹がすいていたので、コンビニで買い物をする。“Chinese chichin noodle”というアヤシイものが売っていたので、買ってみる。食べてみると、かなりいける!日本のコンビニで売ってる「焼きビーフン」みたい。しかしコンビニの焼きビーフンがこんなにうまく感じるとは・・
<サウサンプトンへの旅>
・ホテルで休憩した後、スタジアムに向け出発。今日はロンドンから電車で一時間半かけてサウサンプトンまで移動しなくてはならない。
ロンドン・ウォータールー駅で行き先を確認して、列車に乗り込む。この列車、日本のそれとは構造が少し違う(向かい合いの席のそれぞれに手動のドアがついている)。なんかおもしろい!
・サウサンプトンの駅に到着。したのはいいがスタジアムはどこ?日本のガイド本には「駅から歩いて20分」としかない。
道行く人に聞いてみる。「*|%$&&#”@」・・・早口すぎて(聞き手の問題?
)何言ってるんだかさっぱり。方角しか分からない。かなり不安に。
と、そこにユニフォームを着た兄ちゃん発見!
とりあえず付いていく。まさかスタジアム行くよな?これでフツーに家に帰ったら(「ただいま〜、今日のご飯なに〜?」みたいなかんじで)ネタだよな・・
<サウサンプトン・タオルマフラーの悲劇>
・なんとかスタジアムに到着。ほっと一息。
今日はサウサンプトンのホームゲーム。間違ってアーセナルの応援(本当はすごくしたいんだけど・・)なんかした日には、サウサンプトンのサポに殺されるに違いない。今日だけサウサンプトンのサポになろう(選手ろくに知らないけど。「ビーティー!」言うときゃいいな。たぶん。)。とりあえず露店でサウサンプトンのタオルマフラー購入(5ポンド)。首に巻いて即席インチキサウサンプトンサポ完成。
・チケットを見ながら入場ゲートを探す。
そうすると・・・なんと自分らが入るゲートには“visitors supporters only”とあるではないか!!!
そういや周りにはアーセナルのユニを着たイカチイ兄ちゃんばっかり!!!
「やばい!!!!」とっさにサウサンプトンのマフラーを腹に隠す。
というわけで、僕の買ったサウサンプトンのタオルマフラーは5分でその役目を終えました・・なんで買ったんだっけ?
でも、これで心ゆくまでアーセナルの応援が出来る!!
・スタジアム内に入る。
すばらしい!!席の傾斜もいいし観客席のどこにも障害物がないため、とても見通しがいい!
自分たちの席はアーセナルサポーターが陣取るゴール裏。とにかく熱い!!試合前から野太い歌声に圧倒される。
・試合開始。圧倒的なアーセナルペースで試合は進む。
アーセナルは本当にパス回しがうまいチームだ。本当に見ていて面白い!!
前半にピレスが先制ゴール!!
狂乱状態のサポ!!うたいまくり、叫びまくり。
・こいつらほんとに熱い!味方がチャージを受けたときや、不利な判定を受けたときは、ひとつのプレーに1人1人がマジギレしてる!それが本当に面白かった。
・試合はそのままアーセナルが1−0で逃げ切る。あまりにあっという間に終わってしまった。
<ロンドンへ>
・試合終了。名残惜しいけどそんなことも言ってられない。すぐさま「帰るモード」に切り替えなければ。
なぜなら試合終了が午後10:00、ロンドンへの最終列車が午後10:52。一歩間違えば、「電波少年」の宿探しです。
・急ぐ自分たちの気持ちとは裏腹に、出口付近の道は大混雑!まったく前に進まない。やばい・・
何とか雑踏をすり抜け、駅に向かう。といっても駅はどこ?道行く人に聞きまくりながら、駆け足で駅へ。なんとか10:30のロンドン行きに乗車!ふー。
・車内は満員。疲れた体に90分間の満員電車はこたえる。
アーセナルのサポは、ビールを片手に陽気な宴を開いていた。
そりゃそうだよな。ロンドンからわざわざ応援に来てんだから。
・
午前0:00すぎにロンドン到着。地下鉄を乗り継ぎホテルへ到着(午前1:00)。次の日は早朝に帰国の途につく。荷造りをしてから床につく。
いやーつかれた。
12月30日
・今日は帰国の日。
早く日本に帰りたいような、ロンドンが名残惜しいような複雑な気分。
・地下鉄を乗り継ぎ空港へ。早めについたので免税店で買い物。
・さあ搭乗。ルフトのドイツ人にパスポートを見せる。
するとドイツ人「what’s this?」と言いながら、おれのパスポートの間に挟まっている「袋に入った白い粉」を取り出す。
?????!!!!
大混乱!何だ?ちがうぞ!おれは関係ない!ていうか、こんなバレバレの方法使うか?って、いや関係ないんだって!!
ドイツ人「Joke haha!!!」
ったく。またいやな汗をかいたぜ。
そういや行きのときもルフトのドイツ人には「お前パスポートと同一人物じゃないだろ」とか、5分くらいさんざんからかわれた。
ドイツ人は冗談が好きなのかな。
M崎さん曰く「お宅のイジリやすさは万国共通みたいですね」・・喜んでおこう。はは・・
機内食に心から感動。「ステーキやわらけーよ!!そして何より味がついてる!!」
無事帰国。
いろいろあったけど、楽しかった!!