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 トップワシントンDCトラベル情報(観光情報) 更新日 2003/05/01


■ DCの隠れた建造物

ワシントンDCと言うと、ホワイトハウスや国会議事堂など、ニュースや映画でたびたび出てくる建物が多くあります。皆さんはワシントンDCの有名な観光スポットのほとんどをご存知でしょう。しかし、ワシントンDCにはまだまだいくつかアメリカの生き証人とも言える歴史的建造物があります。今回はその一つをご紹介致します。
ホワイトハウスから1ブロック南のConstitution Avenue (憲法通り)と17thStreetの角に 「Lockkeeper's House」と言う小さな建物があります。ちょうど大木の影に隠れて一見目立たない場所にありますが、実はこの建物こそ現在知る人の少ないワシントンDCの歴史の目撃建造物なのです。時は1791年、新たに決まった首都の建設を任されたフランス人建築家ピエール・ランファンによって完成したデザインには、今日では見る事の出来ない人工の運河(Canal)が存在していました。 Canalはポトマック川からアナコスティア川を結んでいました。
1815年に完成された運河は当時「Washington City Canal」と呼ばれ、観光客を乗せたボートや、市場に降ろす為の食料を積んだボート、建築貨物船などが忙しく行き帰りしていました。そして、Canalには十数個の橋が架けられ人々や馬車が運河を渡っていました。1839年当時大統領だったジョン・クインシー・アダムスは、モーニングシャワー(朝の水浴び)をこの運河で行っていたそうです。 ピエール・ランファンは「水」が人間を生理的にも精神的にも落ち着かせる事の出来る、言わば安定剤的な役割を果たすと信じていたため、街の真ん中に運河を引く設計をしました。 「Lockkeeper's House」は運河通行料をの徴収と利用客の管理をする『料金所』を目的として、もともとあった運河沿いに建てられました。
このCanalは19世紀に入って電車が開通まで貿易運河としてDCの経済を支えてきました。南北戦争のあと運河の管理が難しくなったため、市民から反対の声が多かったにもかかわらず、やむなく埋め立てる事になりました。 ポトマック公園の埋め立て地の建設が始まると同時に、Lockkeeper's Houseは国が管理する事になり、公園警察の本部として利用されました。今日あるConstitution Avenueを見てもそこが運河だったとは想像できませんが、Lockkeeper's Houseは今でもその当時の姿のまま、元の場所に設けられています。現在ポトマック公園の管理用
の備品などを保管する倉庫になっており建物は一般に公開されていませんが、DCの観光にお越しになった際は、見落としがちなこの街の生き証人も見学してみてはいかがでしょう?Lockkeeper's Houseの前に立ちConstitution Avenueを眺めると、目に見えないはずのWashington City Canalと貿易で栄えたワシントンDCの姿が見えてくるかも知れません。

■ ポールガーバーファシリティー 閉館。 実は..

航空機ファンには魅力的なPaul E. Garber Facility は3月31日をもって一時閉館となりました。ここはDCのお隣りのメリーランドに位置している航空宇宙博物館の別館ともいうべき施設となり、博物館に展示できない、整備中の機体や、航空機部品が約130点以上も展示してあるのです。
実は、このPaul E. Garber Facilityでは整備を終えた飛行機達の引越しを先月より始めたために閉館せざるおえなかったのです。 行き先はもちろん今年の12月にオープン予定の新航空博物館(The Steaven F. Udvar-Hazy Center)。
既に数年前にワシントンだよりでもご紹介した当センターのオープンを間近にして、展示する飛行機の搬入作業が本格的に始まりました。 しかし、12月にオープンするのはこの博物館の約半分だそうで、これから更に数年かけて残りも作り上げていくとの事。 今回はもう少し詳しくその雰囲気をご紹介致しましょう。
空港の格納庫といった感じがするこの博物館は、屋根の面積が800.000 Sq Feet( 約72.000平方メートル 東京ドーム建設面積の約1.5倍)。 同ドーム内グラウンド部分だけで比較すると約5.5倍の広さ。 屋根までの高さは、約31メートル。 その天井からも飛行機がつるされます。 総工費は約380億円(予定/ちなみに東京ドームは約350億円)。 更には 約19キロ(地下も含む)にも及ぶ電気等の配線用ダクト通路がめぐっています。これでは大きさが分かりづらいかもしれませんが、簡単に言えばB-29, B-707、スペースシャトル、コンコルドと、いった大型機体が何機もすっぽり入ってしまうぐらい大きい訳です。
室内の温度は常時 摂氏22度±1(華氏約72度)、湿度は35?45%と低めに設定し機体には最高の状態で保存を行います。 建設には米系企業約80社が作業を進めており、デザインは大手HOK*が担当、実際の建設ではHensel Phelps Construction Co.**が中心に作業を行っています。
完成後の展示飛行機の数は約300。 今月の終わりまでには約70機が引越しを終える予定。 12月までには更に65の宇宙船、人工衛星、ミサイル等が持ち込まれ、最初のオープンでは約140前後(DC市内の航空宇宙博物館の展示数は65)のコレクションが見学可能となる予定でいます。 その後も引き続き建設が続く別棟には更に約150のコレクションが持ちこまれ最終的に約300の数に膨れ上がる予定でいます。 スミソニアンの所有のコレクション全数が約360といわれていますので、そのほとんどがこの新博物館に引っ越しをする事になります。 オープンは2003年12月15日を予定。 ご自分へのクリスマスプレゼントとして、ワシントンDCへ、そして新航空宇宙博物館へ足を運ばれてはいかがでしょうか?

■ ゲティスバーグ へ

ゲティスバーグ、そこはアメリカの歴史上必ず出てくる名前です。
ワシントンD.C.から北に約1時間半メリーランド州とペンシルバニア州のほぼ州境に位置する大変小さい町です。
1863年当時アメリカは北と南に分かれて争っていました。 後に言う南北戦争です。
1863年7月4日南北の軍隊はゲティスバーグにて会合し日本的な言い方をすれば天下分け目の関ヶ原とも呼べる大規模な戦闘がありました。 この時は最初リー将軍率いる南軍が優位に戦闘を進めていましたが、数に勝る北軍に徐々に盛り返され、結果的には南軍は戦術的撤退をする羽目になってしまいました。
当時の状況を再現し現代にて行っているグループがいます。
彼らはゲティスバーグの戦いが140周年を迎える今年15,000人以上の参加者が集い当時の軍服や軍装を個人的に整え、毎年この日にゲティスバーグの戦いを再現しています。 中には何万ドルもする当時の大砲を個人的に購入し実際に使用している人もいるくらい凝った再現劇なのです。 実際の戦場跡は現在は国立公園の為、そこから十分ほど北に移動した約1000エーカー(約122万4170坪)にもおける広大な敷地を戦場に仕立て実弾は使わないが、大量の火薬を使用し迫力は満点。 一日2回3日に分けて忠実にその当時の戦いを再現していく、
戦史に興味がある方にはたまらない"劇"かと思います。
今年の日程は7月4,5,6日の3日間に渡り行う予定です。
朝は8:30より敷地内に入場し、いくつかのデモンステレーションを行ってから本番となります。
入場料は大人一人$20.00(1日券、一般席)$35.00
(2日券、一般席)$48.00(3日券、一般席)と三つに分かれ、その他に1日毎に$8.00づつ払えばGrandstand席(屋根付き)に入る事も出来るもちろん写真撮影、ビデオ撮影(ハンディタイプのみ)は大丈夫。
周辺には昔の面影を残すレストランやパブ、御土産屋さんなども有ります。
時間が余ったら本来の戦場跡地を周って見るのも面白いかもしれません。
(上記入場料は2003年4月現在)

***過去の情報***
◆◇ ワシントンDC マラソン
昨年の大会から始まった、ワシントンDCマラソンが2003年3月23日に開催される事が決定。前回は、4,500名もの完走者を出してこの大会の名を全世界に知らしめただけあり、今回も世界各国から選手が集まってくる予定です。今回の、コースは、まずアーリントン記念橋を出発してモールや国会議事堂の近くを走り、ペンシルバニア通り沿いにあるフリーダムプラザがゴールになっています。尚、今回も1等から5等までの入賞者には、最高5,000ドルが授与される事になっています。また、車椅子での参加も受け付けております。

◆◇ もう一つのホワイトハウス
皆様は、アメリカに以前ホワイトハウスが2つ存在していた事は御存知でしょうか?一つ目のホワイトハウスは、ご存知の通りジョージ・W・ブッシュ大統領の住まいで、ワシントンDCにあるホワイトハウス。2つめのホワイトハウスは、ワシントンDCから車で約2時間程南に行ったヴァージニア州の州都でもあるリッチモンドに位置しています。ここは、南北戦争でアメリカが北と南に分裂した時、南部地方の政治をになっていた、いわば南部連合の首都だったのです。ここの初代大統領だったのがジェファーソン・デェイビス、ここリッチモンドでホワイトハウスに住んでいました。ただ、南北戦争で南軍が敗れた事で彼に続く大統領はいなくなり、彼が最初で最後の大統領になったのです。現在でもホワイトハウスは昔のまま保存されており、当時彼が使用していた様々な物が展示され見学する事が可能です。
また、1861年から1865年まで続いた南北戦争は、アメリカ史上類を見ない戦死者を出してしまいましたが、ちょうどホワイトハウスの隣に位置している博物館でその当時の様子を知る事が出来ます。
皆様も、ワシントンDCに来られる際に是非いらしてください。

◆◇ リッツ・カールトン in ジョージタウン
今回、ジョージタウン内にリッツ・カールトンが2003年4月にオープンする事になりました。皆様もご存知の通り、ここジョージタウンはアメリカで最も古い建造物のある町の一つとして知られていると共に、ジョージタウン大学の学生が集まるお洒落な町として幅広い世代から支持されている町です。また、客室からはポトマック川が一望できるようになっているので、ここから眺める夜景は素晴らしいものになるのではないでしょうか。

※オープン:2003年4月(詳しい日にちは未定)
※客室:全86部屋
(1スイート・ルーム・4プレジデントスイート・42デラックスルーム・10ダブルルームを含む)
※その他:
3000人収容の大型映画館、ミーティングルーム、プール等。
※アクセス:
ダレス国際空港から約45分。
ホワイトハウスまで約10分。
ジョージタウン・パークまで徒歩約5分。
ケネディーセンターまで約5分。
C&O運河の隣。

◆◇ コンベンション情報・COMNET
毎年恒例である、ワシントンDCのコンベンションセンターで行われる
『コムネット』について。情報通信分野の関係者を対象にした世界規模の博覧会です。その中で、100点以上もの新製品の紹介、そのデモンストレーション等も行われる予定です。最近ますますこの分野における新製品の重要性が注目されていますが、いち早くこれらを取り入れたい企業の方などお勧めです。
日時:2003年1月27日?30日
場所:コンベンションセンター
日定:
1月27日?29日?会議
1月28日?30日?新製品展示、デモンストレーション等
参加企業:
Canon USA AdventNet Inc. IDG Communications, Inc
Teledex LLC Teltronics Inc ComByte USA, Inc
その他113社(現在)


◆◇ リンカーン大統領縁の地・ゲティスバーグ

ワシントンDCから北東に約2時間ほど行ったところに位置するゲティスバーグという、わりと小さな町があります。ここは、ワシントンDCから日帰りで行ける距離にある為、是非訪れておきたい町ではないでしょうか。というのも、この町は、リンカーン大統領が行った「人民の、人民による、人民の為の政治…」で終わるアメリカで最も有名な演説が行われた土地として有名ですが、またここでは南北戦争時、最大の激戦が行われ南軍、北軍の両軍共に多くの犠牲者を出した所としても有名です。
現在、ここゲティスバーグは国立公園に指定され、6,000エーカー
(約25k?)の広大な土地の中に、40km以上に及ぶ道路や、1,400点以上もの記念碑や像等が展示されています。また、ここには、南北戦争で犠牲になった方々も埋葬されています。公園内にあるビジター・センターは博物館も兼ねており、南北戦争時兵士が使用していた当時の衣服や武器が展示されています。
ゲティスバーグは、アメリカ史上非常に重要な場所である為、アメリカ人旅行者にはもちろん、各国から毎年大勢の旅行者がこの土地を年間通して訪れます。

◇◆ ワシントンDC桜祭り

3月22日(土)から4月7日(日)までの約3週間にわたり、毎年恒例の『ワシントンDC桜祭り』の詳しい日程が決まりました。前回は、テロ後初の桜祭りとあって、観光客の減少が懸念されましたが、前々回の約70万人を大幅に上回る約100万人の観光客が世界各国より訪れました。また、来年の桜祭りとしましては、折り紙建築祭や大凧上げ大会など、前回よりも更に充実した内容になると予想されます。
(以下は、現時点でのスケジュールです。)

3月22日(土)
開会式:午後6時より/Kennedy Center Millennium Stage
折り紙建築祭:午前10時から午後4時まで/National Building Museum
日本の伝統芸術になっている、折り紙の展示等。

3月28日(金)から
日本絵画展:PEPCO アートギャラリー
20世紀日本の版画美術展。斎藤 清や、森 義利などといった、27人もの日本人の画家による百枚以上の版画を中心に、浮世絵初期の頃から20世紀の日本の版画まで、メリーランド大学所蔵の作品を中心に、アメリカ全土から集められた日本絵画を展示する予定となっております。日本国内では見られない貴重な絵画もございます。

3月29日(土)
大凧上げ大会:午前10時から/Washington Monument Grounds
界中の凧上げ師が集まります。中には珍しい凧も。参加は無料です。
正午から午後4時まで/Arise Galleryにて開催。折り紙の展示や作り方、着物の着付け、歌舞伎の隈取りなど。費用は全て無料です。

3月30日(日)
灯篭点火式:午後3時から/Tidal Basin
350年前の石の灯篭に伝統的な日本の曲芸師とワシントンDCの要人らが参加して火が燈されます。

4月2日(水)
桜祭り舞踏会:午後6時から午後9時まで/ミスコンテスト等の開催。
ディナークルーズ:午後6時から(要正装)/満開の桜を窓辺に見ながらの豪華ディナークルーズ。(予約が必要です)

4月5日(土)
桜祭りパレード:正午から午後6時まで/Pennsylvania Avenueと12th Street, NWの交差点。 毎年世界各国から集まり、様々な国の文化に纏わるパフォーマンスなどを、ワシントンDCの中心で開きます。
ワシントンDCやアメリカの日本食レストランが集まり出店します。
尚、桜祭りパレードに参加御希望の方は事前に参加登録が必要です。ご希望の方は、お早めにお問い合わせください。

4月6日(日)
ワシントンDCマラソン大会:午前8時から/ポトマックパーク周辺
世界中から走者が集まり賞金を懸けて挑みます。中には、当日参加が可能な、短距離のマラソンなどもありますので、皆様もふるってご参加ください。

尚、3月22日(土)から4月7日(日)の桜祭り期間中毎日、音楽・ダンス歌・武道の実演等の文化パフォーマンスを、ジェファーソンメモリアルの前で開催しております。

◇◆ 2003年国際スケート連盟公認世界フィギアスケート選手権

来年の3月24日(月)から3月30日(日)にかけて、ワシントンDCで『2003年国際スケート連盟公認世界フィギアスケート大会』が開催されることになりました。
今回の大会は、世界40ヶ国以上の国から、総勢200名以上もの出場者たちによって、競われる、4大世界大会のうちの一つにも数えられています。

フィギアスケートといえば、前回のソルトレーク冬季オリンピックで、カナダ代表のジャミー・セール、デイビッド・ペレシャー組と、ロシア代表、エレーナ・ベレジナヤ、アントン・シハルリジゼ組による、金メダルの同時受賞という前代未聞の何かと後味の悪い結果となってしまいましたが、今回の大会では、カナダ組そして、ロシア組揃って出場することになり、大会以前からすでに盛り上がっています。

今大会のチケットも、残り少なくなってきたようですが、若干ではありますが残りがあるようです。チケットのご予約・お問合せは、お早めにご連絡くださるようお願い申し上げます。

日時:2003年3月24日(月)?3月30日(日)までの連日開催
場所:MCIセンター

◇◆ 国立美術館 だまし絵展

この度、10月13日(日)からワントンDC国立美術館で『だまし絵展』が始まりました。皆様も、一度はこの『だまし絵』をご覧になった事があるのではないでしょうか?例えば、額縁の中から外に飛び出たような不思議な絵画であるとか、一見すると本物がそこにあるかの様にそっくりに描かれている絵画など、そのジャンルの中には、様々な物が含まれます。ところで、この『だまし絵』の歴史は意外と古く、初期ルネッサンス15世紀頃から主にイタリアで描かれていたようです。17世紀に入てからは、オランダで視覚学の研究が進んだ事で、この『だまし絵』の世界でも、「どうしたら人の目をごまかせるか」といった視点で研究がなされ、この『だまし絵』の更なる発展へと結びついたのです。
さて、今回の『だまし絵展』ですが、世界中から100点を超える作品が集められ出品されています。『だまし絵』の世界では有名なジョーン・F・パトや、チャールス・W・ポールなどの作品もある為、今まで絵画に興味がなかった方でも十分に満足して頂ける内容になっておりますので、この機会に是非ご覧ください。


◇◆ ジョージ・カトリン展

スミソニアン・アメリカアート美術館で2003年1月19日まで開催され
ている「ジョージ・カトリン展」についてご案内します。
ジョージ・カトリン(1796年?1872年)によって描かれたネイティブアメリカンの生活の様子などが描かれ、400点以上におよぶ彼の作品が展示されています。
彼は、当時、まだ開発のほとんどされていなかったアメリカ西部地方に探検に行った時、強くネイティブアメリカンの生活にひかれ、彼らと生活を共にしその中で生活の様子を忠実に描写しました。彼の作品は初めアメリカ国内では評価されず、まずヨーロッパの人々にネイティブアメリカン旋風を起こすきっかけをり、非常に高く評価されました。後に、彼の作品はアメリカ合衆国政府によって買い上げられ現在にいたります。
そういった観点から見ても、彼の作品に対する歴史的価値は非常に高くスミソニアン美術館の作品の中で、最も価値のある作品の中の一つではないでしょうか。


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